VSCodeとPayara Microで始めるJakarta EE開発!初心者向け設定手順と活用方法
生徒
「Jakarta EEの開発って、Visual Studio Codeでもできますか?」
先生
「はい、できますよ。特にPayara Microを使えば、軽量で高速な開発が可能になります。」
生徒
「EclipseやIntelliJじゃないと無理かと思ってました!」
先生
「Visual Studio CodeとPayara Microの組み合わせでも十分なJakarta EE開発ができます。それでは実際の手順を見ていきましょう!」
1. VSCodeとPayara Microの相性とは?
Jakarta EEの開発ではEclipseやIntelliJが定番ですが、軽量エディタであるVisual Studio Code(VSCode)でも十分に開発が可能です。特にPayara Microは、Jakarta EEの公式仕様に準拠しつつ、JARファイル一つで動作する軽量なランタイムです。VSCodeとの相性も良く、Jakarta EE入門者に最適な組み合わせです。
2. 必要なツールのインストール
まずはJakarta EEの開発環境を整えましょう。必要なものは以下の通りです。
- Java 17以上(JDK)
- Visual Studio Code
- VSCodeのJava拡張機能パック
- Payara Micro(公式サイトから
payara-micro.jarをダウンロード) - Apache Maven(プロジェクトビルドに使用)
3. MavenでJakarta EEプロジェクトを作成
次に、Mavenコマンドを使ってJakarta EE対応のプロジェクトを作成します。
mvn archetype:generate -DgroupId=com.example \
-DartifactId=jakartaee-app \
-DarchetypeArtifactId=maven-archetype-webapp \
-DinteractiveMode=false
作成されたプロジェクトをVSCodeで開き、pom.xmlにJakarta EEの依存関係を追加しましょう。
<dependencies>
<dependency>
<groupId>jakarta.platform</groupId>
<artifactId>jakarta.jakartaee-web-api</artifactId>
<version>10.0.0</version>
<scope>provided</scope>
</dependency>
</dependencies>
4. Payara MicroでJakarta EEアプリケーションを起動
アプリケーションをビルドした後、Payara MicroでWARファイルを実行できます。以下のコマンドでPayara Microを起動しましょう。
java -jar payara-micro.jar --deploy target/jakartaee-app.war
ブラウザでhttp://localhost:8080/jakartaee-appにアクセスすることで、Jakarta EEアプリが動作しているか確認できます。
5. VSCodeでのJava編集と補完
VSCodeでは「Java Extension Pack」をインストールすることで、以下のような機能が利用できます。
- Jakarta EEのクラスやアノテーションの補完
- シンタックスハイライト
- コードフォーマット
- デバッグ機能(Payara Micro単体ではなく、Remote Debug構成が必要)
VSCodeでもJakarta EEの標準アノテーション(@WebServletや@Injectなど)を使った開発が快適に行えます。
6. Payara Microを開発に活用するメリット
Payara MicroはJARファイル1つで動作するJakarta EE対応サーバーです。次のような特徴があります。
- 軽量かつ高速な起動
- クラウドネイティブ対応
- Jakarta EE 10に対応
- 設定がほぼ不要で初心者でも扱いやすい
複雑な設定やIDEに頼らず、VSCodeとPayara Microを使えば、素早くJakarta EEアプリケーションの開発と動作確認ができます。
7. HTMLファイルの編集とデプロイ
VSCodeではHTMLやCSS、JavaScriptファイルの編集もスムーズに行えます。Jakarta EEアプリにおいてもwebappディレクトリにHTMLを配置するだけで、自動的に配信されます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Jakarta EE Test</title>
</head>
<body>
<h1>Hello from VSCode and Payara Micro!</h1>
</body>
</html>
8. 再デプロイとホットリロードの工夫
Payara Microにはホットデプロイ機能が標準ではありませんが、開発中は以下の工夫で再デプロイを素早く行えます。
- Mavenの
package実行後に自動で再起動するシェルスクリプトを用意する - VSCodeのタスク機能で
java -jarコマンドをワンクリック実行 - DockerとPayara Microを組み合わせて、Volumeマウントで動的反映させる
9. Jakarta EE開発をもっと身近にするために
Jakarta EEは「重い」「難しい」と思われがちですが、Payara MicroとVSCodeを組み合わせれば、驚くほど手軽に始められます。Java初心者でも環境構築に悩むことなく、最新のJakarta EE仕様に沿った開発を実現できます。
この構成はクラウド対応のマイクロサービスや学習用のローカル開発にも非常に便利で、開発スピードが大幅に向上します。