EclipseとPayaraを連携してJakarta EEを開発!初心者でもできる統合設定ガイド
生徒
「Jakarta EEのアプリケーションをEclipseで作って、Payaraサーバーで動かすにはどうしたらいいですか?」
先生
「いい質問ですね。それにはまず、EclipseにPayara Serverを統合して設定する必要があります。」
生徒
「PayaraってGlassFishの後継みたいなやつですよね?」
先生
「その通りです。Jakarta EE対応の軽量なアプリケーションサーバーです。では具体的な統合手順を見ていきましょう。」
1. Jakarta EE開発におけるEclipseとPayaraの役割
Jakarta EEアプリケーションを効率よく開発するためには、統合開発環境(IDE)であるEclipseと、実行環境であるアプリケーションサーバーの連携が必要です。Payara ServerはJakarta EEフルプロファイルに対応しており、Eclipseと統合することで、ローカルでのデプロイやデバッグが簡単になります。
2. 必要な準備:EclipseとPayaraのインストール
まずはそれぞれのインストールを行いましょう。以下の準備が必要です。
- Jakarta EE対応のEclipse IDE(Eclipse IDE for Enterprise Java and Web Developers)
- 最新のPayara Server(Payara Server Community Edition)
- Java開発環境(JDK 11以上を推奨)
インストール後は、EclipseがJava EEの機能(現Jakarta EE)を備えていることを確認してください。パースペクティブに「Jakarta EE」や「Java EE」が表示されていればOKです。
3. EclipseでPayara Serverを統合する手順
ここからは、EclipseにPayara Serverを統合する手順を具体的に見ていきます。
- メニューから「Window」→「Preferences」を開きます。
- 左ペインから「Server」→「Runtime Environments」を選択します。
- 「Add...」ボタンをクリックし、「Payara」を選択します。
- Payara Serverのインストールディレクトリを指定します。
- JREとして、使用するJDKを選びます。
- 完了をクリックして統合完了です。
これで、Eclipseの「Servers」ビューにPayara Serverが表示されるようになります。
4. Jakarta EEプロジェクトの作成とPayaraでのデプロイ
EclipseとPayaraの統合ができたら、Jakarta EEアプリケーションを作成してみましょう。
- 「File」→「New」→「Dynamic Web Project」を選択
- プロジェクト名を入力(例:
SampleJakartaApp) - ターゲットランタイムにPayara Serverを選択
- モジュールバージョンを「Jakarta EE 10 Web」に設定
- Finishをクリックしてプロジェクトを作成
作成されたプロジェクトにサーブレットを追加し、Payara Serverでデプロイしてみましょう。
5. サンプル:簡単なサーブレットの作成と実行
以下は簡単なサーブレットの例です。これを使ってPayara Server上で動作を確認します。
import jakarta.servlet.*;
import jakarta.servlet.http.*;
import java.io.IOException;
public class HelloServlet extends HttpServlet {
@Override
protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
throws ServletException, IOException {
response.setContentType("text/html;charset=UTF-8");
response.getWriter().println("<h1>こんにちは、Jakarta EE!</h1>");
}
}
このサーブレットをweb.xmlにマッピングし、ブラウザでアクセスすれば「こんにちは、Jakarta EE!」と表示されます。
6. よくあるトラブルと対処法
初心者がつまずきやすいポイントとその解決策も紹介しておきます。
- PayaraがEclipseに表示されない: Eclipse用のPayaraプラグインが必要な場合があります。Eclipse Marketplaceで「Payara Tools」を検索してインストールしましょう。
- JDKのバージョンエラー: Jakarta EE 10以降はJDK 11以上が必要です。JDKのパス設定を再確認してください。
- 起動してもページが表示されない: サーブレットのURLマッピングが正しいか、ブラウザのキャッシュをクリアしてみましょう。
7. Jakarta EE開発におけるPayara統合のメリット
EclipseとPayara Serverの統合により、以下のようなメリットがあります。
- ローカル環境での素早いデバッグとホットデプロイが可能
- Jakarta EE準拠の最新APIをすぐに利用できる
- サーバーの起動・停止・再デプロイがEclipse上で完結
初心者にとっても扱いやすく、JavaのWebアプリケーション開発を効率化できる非常に便利な構成です。