カテゴリ: Jakarta EE 更新日: 2025/11/28

WildFlyでJakarta EEアプリを起動する方法!初心者向け実践ガイド

WildFlyを使ったJakarta EEアプリの起動方法
WildFlyを使ったJakarta EEアプリの起動方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Jakarta EEのアプリケーションをWildFlyで起動するにはどうすればいいですか?」

先生

「WildFlyはJakarta EEに対応した軽量で高速なアプリケーションサーバーです。まずはWildFlyのダウンロードから、起動、デプロイまでの手順を順に説明しますね。」

生徒

「初心者でも簡単に使えるんですか?」

先生

「はい、初期設定がシンプルで、Jakarta EEの基本機能にも対応しているので、学習用としても最適です。」

1. WildFlyとは?

1. WildFlyとは?
1. WildFlyとは?

WildFlyは、Red Hatが提供するJakarta EE対応のオープンソースアプリケーションサーバーです。以前はJBossと呼ばれていました。軽量かつ高速で、Jakarta EEの主要な仕様(Servlet、JSP、JPA、CDIなど)をフルサポートしています。

商用利用にも耐える安定性と拡張性があり、多くの企業や開発者に選ばれているサーバーです。Jakarta EEの学習やテストに最適で、MavenやGradleとも相性抜群です。

2. WildFlyのダウンロードとインストール

2. WildFlyのダウンロードとインストール
2. WildFlyのダウンロードとインストール

まずは公式サイトからWildFlyをダウンロードしましょう。

最新版のZIPファイルをダウンロードして、任意のディレクトリに展開します。インストール作業は不要で、解凍するだけですぐに使えます。

3. WildFlyの起動方法

3. WildFlyの起動方法
3. WildFlyの起動方法

コマンドプロンプトまたはターミナルで、WildFlyを解凍したディレクトリ内のbinフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。


./standalone.sh

Windowsの場合は以下のバッチファイルを使います。


standalone.bat

数秒でWildFlyが起動し、標準ポート8080で待ち受けを開始します。

ブラウザで http://localhost:8080 にアクセスすると、WildFlyのウェルカムページが表示されます。

4. 管理コンソールへのアクセス

4. 管理コンソールへのアクセス
4. 管理コンソールへのアクセス

WildFlyにはWebベースの管理コンソールが用意されています。ただし、初回起動時には管理ユーザーを追加する必要があります。

以下のコマンドで管理ユーザーを追加しましょう:


./add-user.sh

対話形式でユーザー名やパスワード、ロールを設定します。設定後、以下のURLで管理画面にアクセス可能です:

http://localhost:9990

5. Jakarta EEアプリケーションをデプロイする方法

5. Jakarta EEアプリケーションをデプロイする方法
5. Jakarta EEアプリケーションをデプロイする方法

WildFlyには2つのデプロイ方法があります。

  • 管理コンソールからアップロード
  • standalone/deploymentsフォルダにWARファイルを配置

初心者にはGUIからのデプロイが分かりやすいです。

  1. 管理コンソールにログイン
  2. 左メニューから「Deployments」を選択
  3. 「Add」をクリックし、WARファイルをアップロード
  4. Deployボタンを押して有効化

これで、アプリケーションは http://localhost:8080/アプリ名 にデプロイされ、アクセス可能になります。

6. 簡単なJakarta EE Servletのサンプル

6. 簡単なJakarta EE Servletのサンプル
6. 簡単なJakarta EE Servletのサンプル

ここでは、WildFly上で動作する簡単なServletアプリケーションの例を紹介します。


import jakarta.servlet.*;
import jakarta.servlet.http.*;
import java.io.IOException;

public class HelloServlet extends HttpServlet {
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {
        response.setContentType("text/html;charset=UTF-8");
        response.getWriter().println("<h1>WildFlyで動くJakarta EEアプリ</h1>");
    }
}

このServletを含むJavaプロジェクトをMavenでビルドして.warにし、WildFlyへデプロイすることで、ブラウザからアクセス可能になります。

7. よくあるエラーと対策

7. よくあるエラーと対策
7. よくあるエラーと対策

起動時にポートが競合する
すでに他のアプリが8080番ポートを使っているとWildFlyの起動に失敗します。解決策は standalone/configuration/standalone.xml を編集してポート番号を変更するか、他のアプリを停止することです。

デプロイがうまくいかない
WEB-INF/web.xml の記述ミスや依存ライブラリ不足が原因のことが多いです。ログ出力を確認しましょう。

8. WildFlyの便利な機能

8. WildFlyの便利な機能
8. WildFlyの便利な機能
  • CLIツールによるサーバー制御(jboss-cli.sh
  • Jakarta EE仕様に基づく設定の柔軟性
  • デプロイごとのログ分離やホットデプロイ機能
  • Maven連携でCI/CDにも対応

Jakarta EEアプリケーションをWildFlyで起動できるようになると、ローカルでの動作確認やテストが格段にしやすくなります。初心者でも丁寧に手順を踏めば、すぐにWebアプリケーションを動かすことができます。

まとめ

まとめ
まとめ

WildFlyを使ってJakarta EEアプリケーションを起動する手順を振り返ると、サーバーの特徴、ダウンロードから起動、管理コンソールの使い方、そしてアプリケーションのデプロイ方法まで、非常に体系的に学べる内容となっていました。WildFlyは軽量で高速なアプリケーションサーバーとして知られ、Servlet、JSP、CDI、JPAなどのJakarta EE仕様を幅広くサポートしているため、学習者にとって扱いやすく、実務に進む際にも役立つ知識が身につきます。とくに、初期設定がシンプルで、ZIPを展開するだけですぐに使える環境は初心者にとって大きな利点です。 起動方法としてはstandalone.shまたはstandalone.batを実行するだけで、数秒後にはローカル環境でアクセス可能なサーバーが立ち上がります。その後、管理ユーザーを追加すれば管理コンソールにもログインでき、GUIからのデプロイも可能になります。Jakarta EEアプリケーションを動かすうえで、WARファイルを配置するだけの簡易デプロイも選べ、多様な開発スタイルに適応できる柔軟性がWildFlyの魅力の一つといえます。学習段階ではGUIからのデプロイが分かりやすく、実務ではdeploymentsフォルダへの配置やCLI操作などの自動化も導入しやすくなります。 また、簡単なServletアプリケーションを作成し、実際にWildFlyへデプロイする手順を体験することで、Jakarta EEアプリの動作原理をより深く理解できます。Servletを使ったレスポンス生成はJakarta EEの基本そのものであり、ここを押さえておけばフィルタ、リスナー、JSP、JPAなど、より高度な技術へのステップアップも自然に進めていけます。WildFlyはログの分離、ホットデプロイ、CLIによる制御など便利な機能も多数備えているため、開発効率の向上にも大きく貢献します。 以下では振り返りとして、もっとも基本的なJakarta Servletのサンプルを簡潔に示し、Jakarta EEアプリがどのようにリクエストを受け取りレスポンスを返しているのか確認できるようにしています。

サンプルServletコード(振り返り用)


import jakarta.servlet.*;
import jakarta.servlet.http.*;
import java.io.IOException;

public class HelloServlet extends HttpServlet {
    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {
        response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
        response.getWriter().println("<h1>WildFlyで動くJakarta EEサーブレット</h1>");
        response.getWriter().println("<p>サーバーは正しく起動し、リクエストを受け取りました。</p>");
    }
}

このサンプルコードは最小構成のServletですが、WildFlyで動作するJakarta EEアプリケーションの基本がすべて詰まれています。レスポンスの書き出し、文字コード設定、リクエスト処理など、どれもWebアプリケーション開発に欠かせない重要な要素です。ここを起点にして、フォーム送信を受け取る処理、セッション管理、フィルタを使った前処理、JPAによるDBアクセスなど、より高度な技術へとつなげていくことができます。WildFlyはこれらの機能を十分に活用できるよう設計されており、学習しながら本格的な開発環境を構築するのに非常に向いています。 途中で発生しやすいエラーについても確認しました。ポート競合やWARファイルのエラーは初心者がつまずきやすいポイントですが、ログを丁寧に読む習慣をつけることで解決に近づけます。WildFlyのログには詳細な原因が出力されるため、問題発生時の手がかりとして非常に役立ちます。アプリケーションの挙動を理解し、正しく環境を設定することで、Jakarta EEアプリケーションは安定して動作します。 全体を通して、WildFlyを使ったJakarta EEアプリの起動方法とデプロイの流れを確実に押さえることができ、今後の学習や実務に応用できる基礎が整ったといえるでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒:「WildFlyって意外と簡単に使えるサーバーなんですね。ZIPを解凍しただけですぐ動くなんて驚きました!」

先生:「そうなんです。初心者に優しい構成でありながら、本格的なJakarta EEアプリにも対応できるのが魅力なんですよ。」

生徒:「ServletのサンプルもWildFlyで動くのが確認できて、Jakarta EEの流れがつかめてきた気がします。」

先生:「アプリのデプロイ方法を覚えると、一気に開発の幅が広がります。GUIでもdeploymentsフォルダでも柔軟に使えますしね。」

生徒:「管理コンソールがあるのも便利ですね!ログインしてWARをアップロードするだけでアプリが動くなんて。」

先生:「そのとおり。最初はコンソールが分かりやすいですが、慣れてきたらCLIも使ってサーバー制御の幅を広げると良いですよ。」

生徒:「分かりました。次はJPAとかCDIも試してみたいです!」

先生:「素晴らしいですね。Jakarta EEは学べば学ぶほどできることが増えるので、ぜひ楽しみながら進めていきましょう。」

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