GlassFishでのJakarta EEサーバー構築手順を完全解説!初心者向けにわかりやすく
生徒
「Jakarta EEを動かすために、サーバーの準備って必要ですか?」
先生
「はい、Jakarta EEのアプリケーションを実行するには、対応したアプリケーションサーバーを準備する必要があります。その中でもGlassFishは公式リファレンス実装として有名です。」
生徒
「GlassFishって聞いたことありますけど、どうやってインストールして使うんですか?」
先生
「それでは、Jakarta EE環境を構築するためのGlassFishの導入手順を一緒に見ていきましょう!」
1. Jakarta EEとは何かをおさらい
Jakarta EEは、Javaを使ったエンタープライズアプリケーションのための仕様群です。Servlet、JSP、JPA、CDIなど、Webアプリや業務システムでよく使われる技術がまとめられています。Jakarta EEを使うためには、これらの仕様に準拠したアプリケーションサーバーが必要です。
2. GlassFishとは?Jakarta EE公式サーバー
GlassFish(グラスフィッシュ)は、Jakarta EEの公式なリファレンス実装です。Jakarta EEの最新版にいち早く対応し、機能検証にも使われています。学習やテスト環境に最適で、無料で使えるのも嬉しいポイントです。
3. GlassFishのインストール手順
Jakarta EEの開発環境を整えるには、まずGlassFishをダウンロードして解凍します。以下は基本的なインストール手順です。
1. 公式サイト(https://projects.eclipse.org/projects/ee4j.glassfish)にアクセス。
2. 最新の安定版GlassFish(ZIP形式)をダウンロード。
3. 任意のディレクトリに解凍。
4. Java(JDK 17以降)をインストール済みであることを確認。
4. GlassFishの起動と管理コンソールの使い方
GlassFishの起動は非常に簡単です。コマンドラインからスクリプトを実行するだけで、Jakarta EEサーバーが立ち上がります。
cd glassfish6/bin
./asadmin start-domain
起動後、ブラウザで次のURLにアクセスすると、管理コンソールを利用できます。
http://localhost:4848
この管理コンソールでは、Jakarta EEアプリケーションのデプロイやログ確認、データソースの設定などがGUIで行えます。
5. Jakarta EEアプリケーションのデプロイ
Jakarta EEアプリケーション(拡張子.war)をGlassFishにデプロイするには、管理コンソールを使う方法と、コマンドラインからasadminコマンドを使う方法の2つがあります。
./asadmin deploy /path/to/yourApp.war
デプロイ後、アプリケーションは次のようなURLでアクセスできます。
http://localhost:8080/yourApp
6. GlassFishでよくあるトラブルと対処法
初心者がGlassFishを使う際、以下のような問題に直面することがあります。
- JDKのバージョンが合っていない → JDK 17以降を推奨
- ポート番号が他のアプリと競合 →
domain.xmlで変更可能 - デプロイエラー → WARファイルの構成や依存ライブラリを再確認
これらのエラーに直面したら、GlassFishのログ(glassfish/domains/domain1/logs/server.log)を確認しましょう。問題のヒントが記録されています。
7. GlassFishを使ったJakarta EE開発のメリット
GlassFishは軽量で、Jakarta EEの仕様に素早く対応するため、学習用途に最適です。次のようなメリットがあります。
- 公式リファレンス実装のため最新仕様に準拠
- 無料でオープンソース
- 管理コンソールが使いやすい
- 他のアプリケーションサーバー(Payara、WildFly)との互換性も高い
8. Jakarta EE初心者がGlassFishで学ぶ際のアドバイス
初心者がJakarta EEを学ぶときは、最初にGlassFishを使って、シンプルなServletやJSPから始めるのがおすすめです。Eclipse IDEなどの統合開発環境と組み合わせれば、さらに開発がスムーズになります。
また、GlassFishで動作することを確認してから、PayaraやWildFlyへの移行も検討できます。まずは「動かしてみる」ことが、習得への第一歩です。
まとめ
JakartaEEを学習する上で、GlassFishは公式リファレンス実装として非常に扱いやすいアプリケーションサーバーであり、初心者が最初に触れる環境として最適です。今回の記事では、JakartaEEの基本となる仕様の理解から、GlassFishのインストール方法、起動手順、管理コンソールの利用、そしてJakartaEEアプリケーションのデプロイ方法まで、順を追って確認してきました。特に、GlassFishは軽量でシンプルな構成ながら、ServletやJSP、JPAなどのJakartaEE主要仕様に早期対応しているため、学習環境として高い信頼性を持っています。また、デプロイ操作が簡単で、GUIベースの管理コンソールからアプリケーションの管理が行えるため、実務での運用を意識した練習を行うことも可能です。 加えて、初心者がつまずきやすいポイントとして、JDKバージョンとの互換性、ポートの競合、WARファイルの構成エラーなどがありましたが、GlassFishのログを確認することでトラブルの原因に早くたどり着けることも理解できました。Javaのエンタープライズ領域で使用されるサーバーとして、GlassFishは学習用途だけでなく実際のプロジェクトでも活かせる知識が多いため、しっかりと操作手順を押さえておく価値があります。 ここでは、簡単なJakartaEEサンプルコードを挙げ、GlassFishで動作確認する際の流れを再確認できるようまとめておきます。Servletを用いた基本的なJakartaEEアプリケーションは、環境が正しく構築できているかを判断する良い指標になります。
サンプルプログラム:GlassFishで動く簡単なServlet
import jakarta.servlet.*;
import jakarta.servlet.http.*;
import java.io.IOException;
public class GlassFishSampleServlet extends HttpServlet {
@Override
protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
throws ServletException, IOException {
response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
response.getWriter().println("<h2>GlassFishで動作するJakarta EEサンプルServletです。</h2>");
response.getWriter().println("<p>環境構築が正しくできていると、このメッセージが表示されます。</p>");
}
}
このServletをWARファイルにまとめてデプロイすれば、GlassFishの管理コンソールまたはasadminコマンドから実行でき、ブラウザで動作確認することでJakartaEEアプリケーションが正しく動いているかを確かめられます。GlassFishは最新のJakartaEE仕様に準拠しているため、Servletの基本構造からJPAやCDIといった高度な仕様まで幅広く学べるメリットがあります。学習段階では、GlassFishを中心に操作を繰り返し、EclipseやIntelliJと組み合わせて開発環境を構築すると、JakartaEE全体の理解もより深まっていきます。 今回学んだ内容を通して、JakartaEEアプリケーションを支えるサーバー技術や環境構築の重要性をしっかり押さえることができたはずです。GlassFishは動作が軽く、管理操作も分かりやすいため、今後JakartaEEを本格的に学ぶ際にも大きな助けとなるでしょう。
生徒
「GlassFishのインストールからServletの動作確認まで、一連の流れがとても分かりやすく感じました。管理コンソールも便利ですね!」
先生
「実際にGUIで操作できるのは大きな魅力です。初心者のうちは特に視覚的に確認できると理解しやすくなりますからね。」
生徒
「トラブル対応も学べてよかったです。JDKのバージョンやポート競合で動かないケースがあるのも知れて、今後対処できそうです。」
先生
「その理解はとても大事ですよ。GlassFishはログが丁寧なので、問題が起きたときに原因を探しやすいんです。ぜひログ確認の習慣をつけてください。」
生徒
「はい!次はJPAやCDIを使ったJakartaEEアプリケーションも試してみたいです。」
先生
「すばらしい意欲ですね。GlassFishならそれらの学習もスムーズに進められますから、引き続き実践しながら覚えていきましょう。」