カテゴリ: Jakarta EE 更新日: 2025/12/02

Payara ServerでJakarta EE開発環境を構築しよう!初心者向けステップガイド

Payara Serverを使ったJakarta EE環境構築
Payara Serverを使ったJakarta EE環境構築

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Jakarta EEの開発環境をPayara Serverで作りたいんですけど、どうすればいいですか?」

先生

「Payara ServerはJakarta EEに完全対応していて、初心者にも扱いやすいアプリケーションサーバーです。順番に構築手順を説明していきますね。」

生徒

「EclipseやIntelliJ IDEAと組み合わせることもできますか?」

先生

「もちろんです。Payara ServerはEclipseやIntelliJ IDEAと連携しやすく、Jakarta EEのWebアプリケーション開発に最適です。」

1. Payara Serverとは?

1. Payara Serverとは?
1. Payara Serverとは?

Payara Serverは、Jakarta EE仕様に完全対応したオープンソースのアプリケーションサーバーです。もともとはGlassFish Serverから派生しており、Jakarta EE 10やJakarta EE 9などのバージョンに対応しています。

Jakarta EEのWebアプリケーション(Servlet、JSP、JPAなど)を動作させるサーバーとして広く利用されており、軽量で起動も速く、初心者がローカル開発環境を整えるのに最適です。

2. Payara Serverのダウンロードとインストール

2. Payara Serverのダウンロードとインストール
2. Payara Serverのダウンロードとインストール

Payara Serverのインストールは非常に簡単です。まず、公式サイトから最新版をダウンロードしましょう。

「Payara Server Full」または「Payara Server Web Profile」を選んでダウンロードします(初心者にはFull版がおすすめです)。ZIPファイルを解凍するだけで準備は完了です。

3. Payara Serverの起動方法

3. Payara Serverの起動方法
3. Payara Serverの起動方法

Payara Serverはコマンドラインから簡単に起動できます。解凍したフォルダの中にある bin ディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。


./asadmin start-domain

Windowsの場合は asadmin.bat を実行してください。数秒でドメインが起動し、http://localhost:4848 にアクセスすれば管理コンソールが開きます。

4. 管理コンソールで動作確認

4. 管理コンソールで動作確認
4. 管理コンソールで動作確認

ブラウザで以下のURLにアクセスし、Payara Serverの管理画面にログインします:

http://localhost:4848

初回起動時にはユーザー名とパスワードの設定が求められます。設定が完了すれば、WebベースのGUIからアプリケーションのデプロイや設定変更ができます。

5. Jakarta EEアプリケーションのデプロイ

5. Jakarta EEアプリケーションのデプロイ
5. Jakarta EEアプリケーションのデプロイ

Payaraでは、.war形式のJakarta EEアプリケーションをWeb管理画面から簡単にデプロイできます。以下の手順で進めましょう。

  1. 管理コンソールにログイン
  2. 左メニューの「Applications」を選択
  3. 「Deploy...」ボタンをクリック
  4. 「Packaged file to be uploaded to the server」を選んで.warファイルを指定
  5. アプリケーション名を入力して「OK」

デプロイ完了後、ブラウザでhttp://localhost:8080/アプリ名にアクセスすると、Jakarta EEアプリが動作していることが確認できます。

6. サンプルServletアプリケーションの作成

6. サンプルServletアプリケーションの作成
6. サンプルServletアプリケーションの作成

ここでは、Payara Serverで動かせる簡単なJakarta EE Servletアプリケーションを作成してみましょう。


import jakarta.servlet.*;
import jakarta.servlet.http.*;
import java.io.IOException;

public class HelloServlet extends HttpServlet {
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {
        response.setContentType("text/html;charset=UTF-8");
        response.getWriter().println("<h1>こんにちは、PayaraでJakarta EE!</h1>");
    }
}

このServletをコンパイルし、web.xmlにマッピングして.warパッケージを作成すれば、Payaraにデプロイできます。

7. Payara Tools for Eclipse(補足)

7. Payara Tools for Eclipse(補足)
7. Payara Tools for Eclipse(補足)

もしEclipseを使っている場合は、「Payara Tools」という公式プラグインを導入すると便利です。このプラグインを使えば、Eclipse上から直接Payaraにアプリケーションをデプロイでき、コンソールも連携されます。

プラグインはEclipse Marketplaceからインストール可能です。検索欄に「Payara」と入力すればすぐに見つかります。

8. Payara Serverのよくある質問

8. Payara Serverのよくある質問
8. Payara Serverのよくある質問

Q. Jakarta EEとJava EEの違いは?
Jakarta EEはJava EEの後継仕様で、現在はEclipse Foundationが管理しています。Payaraはどちらの仕様にも対応していますが、今後はJakarta EEが主流になります。

Q. Tomcatではダメなの?
TomcatはServletコンテナであり、Jakarta EEの一部機能しか使えません。JPAやEJBなどを使う場合は、PayaraやWildFlyなどフルスタックなサーバーが必要です。

Q. Payara Serverは商用利用できますか?
Payara Community Editionはオープンソースライセンスのもとで無料利用可能です。サポートが必要な場合はPayara Enterpriseが提供されています。

まとめ

まとめ
まとめ

Jakarta EE開発環境構築の総まとめ

Payara Serverを利用したJakarta EE開発環境の構築は、初心者でも取り組みやすい明確な手順で進められる点が大きな魅力です。とくに、Jakarta Servlet、JSP、JPAなどの基本的なWebアプリケーション開発を始めるための環境として、Payara Serverは軽量で高速、さらに管理コンソールも直感的で扱いやすいという特徴があります。ダウンロードからインストール、そして起動やデプロイまで一連の操作がシンプルで、Jakarta EEの学習を効率よく進めたい人には最適な選択肢と言えるでしょう。 また、公式の管理コンソールを利用すれば、アプリケーションの状態確認、ログの閲覧、データソース設定などのサーバー管理作業を視覚的に操作でき、開発初心者でも直感的に理解しやすくなっています。EclipseやIntelliJ IDEAと連携することで、ローカル環境でのスムーズなデバッグとデプロイが可能になり、学習効率や開発速度が向上する点も非常に便利です。 Jakarta EEアプリケーションのデプロイでは、.warファイルを管理画面からアップロードするだけで簡単に公開でき、Servletアプリケーションの動作確認も短時間で行えます。さらに、例えば以下のような簡単なServletをPayaraで動かすことで、Jakarta EEの処理フローやレスポンス生成の基礎をより深く理解できます。


import jakarta.servlet.*;
import jakarta.servlet.http.*;
import java.io.IOException;

public class SampleServlet extends HttpServlet {
    protected void doGet(HttpServletRequest req, HttpServletResponse res)
            throws ServletException, IOException {
        res.setContentType("text/html;charset=UTF-8");
        res.getWriter().println("<div class='p-3'><h2>Payara Serverで理解するJakarta EE Servlet</h2><p>サーバー内部で実行されるServlet処理やレスポンス生成の基礎が自然と身につきます。</p></div>");
    }
}

Jakarta EEは広範囲のAPIを扱えるフルスタック仕様であり、Payara Serverと組み合わせることで、エンタープライズ規模のWeb開発にも対応できる拡張性と信頼性が手に入ります。学習段階では、まずServletやJSP、JPAといった主要機能に触れ、Payaraの管理機能、ドメイン設定、JDBCデータソース構築などを試していくことで、アプリケーションサーバーの仕組みを理解しながら実践的なスキルを養うことができます。 また、Payara Tools for Eclipseを導入すれば、IDE上から簡単にデプロイしたりログを確認したりでき、Jakarta EEとIDEの連携もよりスムーズに行えるようになります。こうした便利な拡張機能を活用することで、学習から本番運用に至るまでの知識が自然に身につき、Jakarta EEのWebアプリケーション開発に自信を持って取り組めるようになるでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Payara Serverを使うと、Jakarta EEの開発がすごくやりやすいって分かりました。サーバーの起動も速いし、管理画面も分かりやすくて便利ですね。」

先生

「そうですね。Payaraは初心者にも適していて、Jakarta EEを本格的に理解するための良い環境です。ServletやJPAの処理もすぐに試せるので、学習効率が高いですよ。」

生徒

「サンプルServletを動かしてみたら、レスポンスの仕組みがよく分かりました。IDEとの連携もできるし、これなら実践的なWebアプリ開発も進められそうです。」

先生

「その調子です。Payara Serverを通してJakarta EEの各APIを試していけば、自然とエンタープライズ開発に必要な知識が身につきますよ。」

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