カテゴリ: Play Framework 更新日: 2026/02/14

IntelliJでPlay Frameworkをデバッグする方法を初心者向け解説

IntelliJでPlay Frameworkをデバッグする方法
IntelliJでPlay Frameworkをデバッグする方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Play Frameworkで作ったアプリをIntelliJでデバッグしたいのですが、どうすればいいですか?」

先生

「IntelliJにはPlay Framework用のデバッグ機能が備わっていて、簡単にブレークポイントを設定してコードの動きを確認できます。」

生徒

「ブレークポイントって何ですか?」

先生

「ブレークポイントは、プログラムの特定の行で処理を一時停止させ、変数の値や処理の流れを確認するための目印のようなものです。」

生徒

「具体的な手順を教えてください。」

先生

「それでは順番に説明していきます。」

1. IntelliJでPlay Frameworkプロジェクトを開く

1. IntelliJでPlay Frameworkプロジェクトを開く
1. IntelliJでPlay Frameworkプロジェクトを開く

まず、IntelliJを起動し、最初の画面で「Open」ボタンをクリックします。すでに別のプロジェクトを開いている場合は、上部メニューの「File」→「Open」を選びましょう。そのあと、Play Frameworkアプリを作成したフォルダ(例:my-play-app)をまるごと選択して開きます。

フォルダの中に build.sbt があると、IntelliJが「これはsbtのプロジェクトですね」と自動で判別し、右下にインポートの案内が表示されます。案内が出たら「Import Project」や「Load sbt Project」のようなボタンを押すだけで、必要なライブラリや設定が順番に読み込まれ、ビルド(動かすための下準備)が始まります。

フォルダ選択のイメージ

  • デスクトップやドキュメントから、Play Frameworkのプロジェクトフォルダを探す
  • フォルダごと選んで「OK」または「開く」をクリック
  • sbtプロジェクトとして読み込まれるまで数十秒〜数分待つ

この段階ではまだデバッグは行わず、「IntelliJでPlay Frameworkのプロジェクトを正しく開けているか」を確認するステップです。左側のプロジェクトツリーにappconfフォルダ、build.sbtなどが表示されていれば、次のデバッグ設定に進む準備が整ったと考えて大丈夫です。

2. デバッグ用の構成を作成する

2. デバッグ用の構成を作成する
2. デバッグ用の構成を作成する

IntelliJでPlay Frameworkアプリをデバッグするためには、「どのコマンドでサーバーを起動するか」をあらかじめ登録しておく必要があります。これが、Run/Debug Configuration(実行・デバッグ用の構成)と呼ばれる設定です。一度作っておくと、毎回コマンドを打たなくても、ボタンひとつでPlay Frameworkアプリを起動できるようになります。

画面右上の実行ボタン付近にあるプルダウンから「Edit Configurations...」または「Add Configuration」をクリックします。設定画面が開いたら、左上の「+」ボタンを押し、一覧の中から「sbt Task」を選びます。Play Frameworkはsbtで動くので、ここでは必ず「sbt Task」を選ぶようにしましょう。

次に、中央の「Name」には「Play Debug」など自分が見てわかりやすい名前を付けます。そして「Tasks」または「Task」の欄に run と入力します。これは、ターミナルで sbt run と入力してPlay Frameworkアプリを起動するのと同じ意味で、「sbtを使ってアプリを起動してね」という指示だとイメージするとわかりやすいです。

sbt Task構成の簡単な設定例

  • Name:Play Debug(任意の名前でOK)
  • Tasks:run(Play Frameworkアプリを起動する基本コマンド)
  • その他の項目:特に理由がなければデフォルトのままで問題なし

ここまで設定できれば、IntelliJの右上のプルダウンに今作成した構成が表示されるようになります。この構成を選んでおくことで、後のステップでデバッグボタンからPlay Frameworkアプリを起動し、ブレークポイントを使った確認作業へとスムーズに進められるようになります。

3. ブレークポイントを設定する

3. ブレークポイントを設定する
3. ブレークポイントを設定する

ソースコードの任意の行番号をクリックすると赤い丸が表示されます。これがブレークポイントです。ここで処理が停止し、変数の値や処理の流れを確認できます。

4. デバッグモードでアプリを起動する

4. デバッグモードでアプリを起動する
4. デバッグモードでアプリを起動する

先ほど作成したデバッグ構成を選択し、「Debug」ボタンをクリックします。Play Frameworkのサーバーがデバッグモードで起動し、ブレークポイントで処理が停止します。

コンソールにはサーバーの起動状況が表示され、ブラウザで http://localhost:9000 にアクセスして、アプリの挙動を確認できます。

5. 変数の値を確認する

5. 変数の値を確認する
5. 変数の値を確認する

ブレークポイントで処理が停止したら、IntelliJの変数ウィンドウで現在の変数の値を確認できます。ステップ実行(Step OverやStep Into)を使うことで、処理の流れを1行ずつ追うことも可能です。

6. デバッグの便利な機能

6. デバッグの便利な機能
6. デバッグの便利な機能

IntelliJのデバッグには以下の便利な機能があります。

  • Resume Program : ブレークポイント後、通常通りプログラムを実行
  • Step Over : 現在の行を実行して次の行に移動
  • Step Into : メソッド内に入り込んで詳細を確認
  • Evaluate Expression : 任意の式を実行して結果を確認

7. よくあるトラブルと対処方法

7. よくあるトラブルと対処方法
7. よくあるトラブルと対処方法
  • サーバーが起動しない → sbtが正しくインストールされているか確認
  • ブレークポイントで止まらない → デバッグ構成で「run」を選択しているか確認
  • Javaのバージョンエラー → JDK 11以上に変更
  • 依存関係が読み込まれない → sbtを再読み込み(Refresh)

8. デバッグを活用して効率的に開発する

8. デバッグを活用して効率的に開発する
8. デバッグを活用して効率的に開発する

IntelliJでのデバッグを使えば、Play Frameworkアプリの処理の流れを詳細に確認できます。特にフォーム処理やルーティング、コントローラの挙動を確認する際に非常に役立ちます。ブレークポイントとステップ実行を組み合わせて、効率よくバグを発見し修正することができます。

まとめ

まとめ
まとめ

ここではIntelliJを利用してPlay FrameworkのJavaアプリケーションを効率よくデバッグするための基本的な流れを振り返っていきます。開発を進めていると、処理の途中で値が思い通りにならなかったり、ルーティングやコントローラのつながりが複雑になって混乱してしまう場面が少なくありません。そうしたとき、ブレークポイントやステップ実行を使って目に見える形で処理の流れを追うことは、理解を深めるうえで非常に役立ちます。特にJavaでPlay Frameworkを扱う場合、クラス同士の関連や非同期動作を確認しながら丁寧に進めることが重要で、デバッグを活用することでコードの内部で起きている変化を細かく確認できるようになります。 また、IntelliJのデバッグ画面では変数ウィンドウを通じて現在の値を逐一確認できるため、アプリケーションが受け取ったリクエストがどのように処理され、コントローラのどの地点で値が書き換わっているのかを自然に理解する助けになります。実践的なJava開発では、画面表示やデータ処理の裏側で常に複数のメソッドが連携して動いているため、そのつながりを目で追うことができる環境は学習段階でも非常に貴重です。とくにPlay Frameworkのようにリクエストからレスポンスまでの流れが明確なフレームワークでは、一行ずつ動作を確認できる習慣が身につくと、問題の箇所を素早く特定しやすくなります。 Javaのアプリ開発に慣れていない段階では、例外の発生や値が意図しない状態になってしまうことも多くありますが、デバッグ機能を使えば状況を論理的に整理して対処していく力が自然と身についていきます。サーバーの起動エラーや依存関係に関するトラブルも、正しい設定やバージョンの確認手順を知っていれば落ち着いて解決できますし、IntelliJでの設定を一度理解しておくことで再現性のあるデバッグ環境を作りやすくなります。環境が安定すると開発そのものに集中でき、Javaならではの型安全性や構造化されたコードの書き方も身につけやすくなります。 今回の内容を通して、Play FrameworkのJava開発ではデバッグが欠かせない存在であることがはっきりと分かったはずです。アプリケーションの裏側で起きている処理を理解することは、より質の高いコードを書くための基礎であり、長期的に見ても開発効率を高める大きな武器になります。とくにコントローラの挙動確認、ルーティングの動き、ビューへの値の受け渡しなどは、実際の動きを確認することで理解が深まるため、学習段階こそデバッグを積極的に活用するべき場面と言えます。 これからPlay Frameworkを使った開発を進めていく中で、非同期処理やフォーム入力のバリデーションなど、より複雑な処理を扱う機会も増えていきます。そうした場面でも今回のデバッグ方法を基盤にしておけば、難しい挙動にも落ち着いて向き合い、問題が起きたときに冷静に原因を探し当てることができるようになります。開発を続けるうえで、細かな変化を丁寧に追える力は確実に大きな財産になりますので、ぜひ今後の学習や実務の中でも活用してみてください。

Javaで確認しやすいデバッグ用サンプルコード


package controllers;

import play.mvc.Controller;
import play.mvc.Result;

public class HomeController extends Controller {

    public Result index() {
        String message = "デバッグ用メッセージ";
        System.out.println(message); // ← ブレークポイントを置いて変数の値を確認
        return ok(views.html.index.render(message));
    }
}
先生と生徒の振り返り会話

生徒

「JavaでPlay Frameworkを使うときも、IntelliJのデバッグがとても役に立つんですね。」

先生

「そうですよ。特にJavaはメソッドが連携して動くことが多いので、流れを追うのに最適です。」

生徒

「変数がどの時点で書き換わっているのかもすぐに見つけられました。」

先生

「ブレークポイントを置く場所を工夫すると、もっと効率よく問題箇所を絞り込めますよ。」

生徒

「これから複雑な処理を学ぶときも役に立ちそうです。」

先生

「その意識は大切です。デバッグを味方にできれば、どんな機能でも落ち着いて実装できるようになります。」

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